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戦後80年の節目に・横浜美術館がコレクション展を開催

戦争と美術をテーマにコレクション作品を展示

公益財団法人横浜市芸術文化振興財団は14日、戦後80年の節目となる今年を意識し、戦争と美術をテーマにした横浜美術館コレクション展を開催すると発表した。

コレクション作品の約115点を展示し、戦争や社会と向き合いながら作品を生み出したアーティスト、写真家らの足跡をたどる。

戦後80年特集展示のテーマは『平和であることへの、控えめななにごとかを』。この言葉は、横浜美術館の休館中に新しく作品を収蔵した戸村浩によるもので、日中戦争時代に中国で生まれた戸村が、その半生を振り返り、アーティストとして自身がやるべきことをこの言葉で表したという。

展示作品群からは、争いの時代を生きたアーティストらが、いかにその現実と向き合い、不平等や暴力に抗う表現を生み出してきたのかを感じ取ることができる。

奈良原一高の初展示作品群やハイライトコーナーも見応えあり

あわせて休館中に新しく収蔵した作品の中から、写真家の奈良原一高が1959年に横浜を撮影した「Blue Yokohama」全43点が初展示される。

戦後日本を代表する写真家のひとりである奈良原の初期シリーズにあたり、在日米軍の住宅地で遊ぶ子どもらや、当時の中華街に暮らす人々、真夜中の港に停泊する外国船など、多様な文化が混ざり合ってきた横浜らしい姿が、奈良原らしい詩情あふれるまなざしをもって写し出されている。

さらに横浜美術館所蔵の名品を紹介するハイライトコーナーも初設置される。今回、こちらにはサルバドール・ダリ、ポール・セザンヌ、奈良美智の作品が展示されるという。3人に認められる共通点の解説や、親子で楽しむための「子ども解説」なども用意され、名品の深い世界を存分に堪能できるだろう。

すでに開幕しており、会期は2025年11月3日まで、開館時間が10~18時(入館は閉館の30分前まで)となる。なお木曜日が休館日なので注意したい。詳しくはリリース資料などで確認を。

(画像はプレスリリースより)

▼外部リンク

公益財団法人横浜市芸術文化振興財団 プレスリリース(PR TIMES)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001312.000014302.html

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