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Artist

【導入事例】山下源輝 大きな絵画1点で見違える部屋に

タイトル Emppiness
素材 油彩
サイズ 縦:145.5cm  × 横:112cm
制作年 2020 
アーティスト:山下源輝

燃えるような橙色(だいだいしょく)の陽。

大胆に広がる余白に、染みこんだ油。

キャンパスが切り裂かれたいくつかの切り込み。

「すべて、描こうとして描いたわけでなく、作ろうとして作ったものでもなく、ただ、『描く』『作る』という反復の行為で、描くという行為を画面に残しながら、制作の過程における予測できない現象や不安定さを自分自身の感覚、記憶を頼りに表現しています。 つまり、このキャンパスの上では、自分が意図したことは起きていないんです。 また、失敗したなと思ったところは修正します。何度も修正すると、キャンパスに傷が入り、さらに修正を繰り返すと傷口がえぐれてきます。 いつの間にか意図してないしみが滲んできたりもします。行為をしていないところでも何かを起こしているように思うんです」

そうアーティスト山下源輝さんは話す。

まるで、人生の縮図のようだ。

私たちは、日々当たり前の行為を繰り返していることに、不安になったり、疑心暗鬼になったりすることがある。その行為を、やり続けるべきなのか?正しいのか正しくないのか?と疑い、わからないまま何かを頼りに、何かを信じてやり続けている。

失敗をすることもある、その失敗を修正しようと何度も繰り返すと傷になっていることもある、思いもよらなかった現象も起こったりもする。確かに、自分が意図しなかったところにも何か起こっているような気がする。

でも、その日々の反復行為からできた傷や思いもよらない現象が、こうして誰かの心を揺さぶる1枚になっているのなら人生捨てたもんじゃない。と思える。

インタビュー&文/枝澤佳世 アートライフスタイリストプロデユーサー


<artist>

1998年神奈川県生まれ。多摩美術大学美術学部絵画学科油画専攻卒業。木炭やクレヨン、油、さらに生活品から出る廃材などの多様な素材の可能性を探りながら、絵画やドローイング、彫刻といった作品制作を展開。画面に直接触れるように線や面を描くことで、画面との距離、描くという行為の身体性を画面に残している。画面上に蓄積されたメディウムは、巡る中に溜まる水溜りのようであり、制作過程における予測不可能な現象や不安定さ、そして必然や偶然を孕みながら作品として形成される。彼の手仕事による時間の蓄積を纏うことで、作品は人為によって生じる佇まいや形容を含み、重量感を有している。

▲山下源輝

【このアートのある暮らし】

Before

After


comment 

「3331 ART FAIR2022」の、GALLERY HAYASHI + ART BRIDGE さんで購入させて頂きました。 お部屋に作品を飾った時の感動は忘れられません。息子が、「これどんな絵なの?」って聞いてきました。「どんな絵だと思う?」って聞いたら、「わかんね。でも、めっちゃいい」。私が褒められているような気持ちでした。

私は、「この眩しい陽がたまらないよね。このたっぷり空いてる余白が素敵だと思わない?この傷も粋だよね~」と興奮気味に言うと、息子も「うんうん!」って反応していました。

「でもこんなに大きな作品でこんなに余白を残すのって、作家さんも勇気がいったんじゃないだろうか?すごいね。でも、この余白や遊びがあるから美しいんだよね。ママはこの余白や遊びが好き。やっぱり人生には、余白や遊びが必要よね。そして、いつも心に燃えるような太陽を。いいね〜この作品、今日もお互い頑張ろう!」。

と、肩を叩き、部活にいく息子にエールを送りました。もう何年も、来る日も来る日もサッカーに打ち込んできた息子。もちろん、楽しいだけの日々じゃありませんでした。いろんなことを彼なりに乗り越え、まだその途中でもがいている彼の姿もまたこの絵と重なりました。

そして、日々、異次元の世界に誘ってくれる作品がそばにある幸せは何者にも変えがたいです。

私たち家族は、この作品がどんどん愛おしくなっています。


▲息子に飾ってもらったと嬉しそうに語るKさん。

Advice:大きな絵画1点で見違える部屋に。今回の作品は、縦約1.5mありました。2階の寝室へ飾りました。部屋で開梱すると「え?こんなに大きかったっけ?」と驚きました。広いフェア会場で見るのと自宅で見るのとでは、全く印象が違います。「こんな大きな作品、飾る場所なんてない・・・」とおっしゃっていましたが、ものを動かせば飾れるものです。また、こんなに狭い部屋に大きな絵を入れると、圧迫感が出てきてしまうのでは?と、心配されていましたが、「むしろ部屋が広くなったように感じる!この作品1点だけでこんなに上質な空間に見違えるなんて」と驚かれていました。作品の奥行き、キャンパス外の広がりなど目に見えない空間を作る、まさにこの作品の力なのかもしれませんね。   枝澤佳世(アートラフスタイリスト)

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