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諏訪敦、約3年ぶりの大規模個展を開催

WHAT MUSEUMで新作中心の展示

寺田倉庫株式会社は22日、同社が運営する現代アートと建築のミュージアム「WHAT MUSEUM」において、2025年9月11日~2026年3月1日の期間、「諏訪敦 きみはうつくしい」を開催すると発表した。

現代日本絵画のリアリズムを牽引する諏訪敦、約3年ぶりの大規模個展で、新作の静物画や肖像画を含む約80点が展示される。卓越した描画技術で対象に肉薄する諏訪作品の粋を感じられる展覧会であり、同氏の現在にいたる制作活動の変遷を多角的に見ることができる機会となる。

神話や古典文学の登場人物など、不可視な存在を描くリサーチプロジェクト型の絵画制作において高い評価を得ている諏訪だが、今回の展覧会では、最新の大型絵画「汀にて」を中心に、これまでのクロニクルがたどられる。

小説とのコラボレーションも

ヌードと頭蓋骨を組み合わせた初期の傑作、亡き人々を描いた肖像画、諏訪が自らの家族を見つめたシリーズなど代表作から最新作まで、存分にその世界観を堪能できる個展で、約30点は今回のために制作された初公開作品となる。

最新作でメインビジュアル作品となる「汀にて」は、COVID-19感染拡大によりモデルを用いた対面制作ができなくなった中、家族を介護しながら諏訪が自宅アトリエで進めてきた静物が研究の集大成といえるもの。モチーフになった人型と、その制作途中を記録した素描もあわせて展示される。

制作過程に密着、記録したドキュメンタリー映像の上映や、芥川賞作家・藤野可織が絵の印象を元に書き下ろした小説の配布といった小説と絵画のコラボレーションなど、新たな楽しみ方も広がる展覧会となる。

入場料は一般1,500円、大学生・専門学校生800円、高校生以下無料、開館時間は火曜~日曜の11:00~18:00(最終入館17:00)となる。月曜が祝日の場合は翌火曜日が休館、年末年始の2025年12月29日~2026年1月3日は休館(1月5日は開館)となるため注意したい。詳しくはリリース資料などで確認を。

(画像はプレスリリースより)

▼外部リンク

寺田倉庫株式会社 プレスリリース(PR TIMES)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000428.000014158.html

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