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日本初のゴダール展がこの夏、新宿で

映画の芸術性を拡大させた革命児・ゴダールの世界へ

カルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社(以下、CCC)でアートの生活提案を展開するCCCアートラボは6月2日、王城ビルとともに『ジャン=リュック・ゴダール「感情、表徴、情念 ゴダールの『イメージの本』について」』展(以下、ゴダール展)を7月4日~8月31日の期間、新宿・歌舞伎町において開催すると発表した。2日より前売りチケットの一般販売を開始している。

この展覧会は、ジャン=リュック・ゴダール監督最後の長編作品で、カンヌ映画祭においてパルム・ドールを超越した賞とし、史上初の「スペシャル・パルムドール」を受賞するものとなった2018年発表の作品『イメージの本』を映像インスタレーションとして再構成した美術展。

会場内に多数設置されたスクリーンへの映像投影と展示により、映画上映の時系列的な束縛を打ち破りながら、視覚的・空間的にゴダールの世界を、ゴダールの眼で没入的に体感できるようにした。映像や音の断片を通じ、ゴダールの思考に入って世界を見つめる体験ができるとされる。

これまでにドイツやスイスなどで会場の特徴を活かしながら展示がなされてきたこのゴダール展が、ついに日本で初めて東京で開催されることとなり、会場には新宿・歌舞伎町の王城ビルが選定された。

ゴダールの右腕がキュレーター

展覧会のアーティスト/キュレーターは、2010年の映画『ゴダール・ソシアリスム』から撮影・音響・編集を手がけ、晩年のゴダールの右腕として活躍したスイスの映画作家、ファブリス・アラーニョ。

『イメージの本』でもプロデューサーを務めた同氏は、ゴダール展のコンセプトについて、『イメージの本』の編集室を拡大し、映画の中の世界のようにそれを拡張させたものであり、観客は自身で映画のプロセスを選択、自ら時間のカーソルとなり、森のような映画空間を散策できると語っている。

開催を記念し、ゴダールの世界をより広く体験できるサテライト写真展の開催も決定した。こちらは渋谷PARCO2階のOIL by 美術手帖ギャラリーにて6月27日~7月27日の期間、開催される。

ファブリス・アラーニョがゴダールのプライベートな瞬間をとらえた写真展で、こちらもゴダール展とあわせて楽しみたい。

さらに、ゴダール展に関連して制作されたオリジナルグッズや、ゴダール作品への理解を深める関連書籍を集めた関連フェアを、銀座蔦屋書店、代官山蔦屋書店、京都蔦屋書店、TUTAYA BOOKSTORE 渋谷サクラステージ、六本木蔦屋書店の5店舗で順次展開していくことも発表された。

各店舗での展開内容や実施時期などは異なるため、詳しくは各店舗のホームページなどで確認してほしい。

(画像はプレスリリースより)

▼外部リンク

カルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社 プレスリリース(PR TIMES)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001093.000058854.html

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