7000年もの時を生きのびた一枚の木に、何を想うのか?

屋久島、屋久杉七千年の水の記憶

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▲屋久島7000年の
屋久杉 Natural Resin Finsh

養分に乏しい花崗岩の地に育ち、成長が遅い。 

水に恵まれつつ、ゆっくり育つために、樹脂分が多く、腐りにくく、杉としては長寿の巨木となる。

杉は、まっすぐ軽く、加工しやすい木材として、縄文時代から利用されてきた。

また、御神木や並木として親しまれてきた樹木でもある。

強風にさらされ、豊かな雨に包まれ、岩の上でじっと立ち続けた屋久杉は、

人の手を退け、人の前に在り続ける。

その神秘と物凄いパワー、エネルギーを肌で感じてください。

・生命力や、圧倒的な力強さ、

・守ってくれているような安心感

最近は、その魅力に、多くの女性が虜になっているようです。

また、小さな子供たちが、自然と寄ってくる。すりすりしてくる。

その作品から離れられなくなってしまうようです。

高山氏は、小さな子と木のプリミティブな感性か近いのでは?とおっしゃっていました。

岩のうえでじっと立ち続け、

七千年もの時を生きのび、

私たちの目の前に、

水の記憶とともに

堂々たる姿を見せてくれる屋久杉。

そして、

二千年もの時を生き延び、

火の記憶とともに

黒褐色に輝く銘木

火山の火、灰に育てられた神代杉。

何百年何千年という途方もない年月の中で、

時に戦い、耐え、生えあがりして、

いろいろな時季や偶然が重なり、

強く生き延びてきた姿がここにあります。

説明がありません


この一枚の木が、あなたにどう問いかけてくるのか?

どう受け止め、どう思うのか?

木は、たくさんのことを教えてくれるでしょう。


発掘されたままの形から、

どこを残し、

どう創るのか。


高山まさき氏がデザインし、

原始的で、素朴な、そのままの

素材のエネルギーを

届けてくれています。

また、奥の小さな小部屋には、インスタレーション作品もあり、私たちと木の”生”が共にあることを体感することができます。

▲7000年の屋久杉の木の皮を樹脂でコーティングされています。

感じてください。

まるで女性の子宮の中にいるような気分で、

人間の一番いい状態のアルファー波、心臓の鼓動、そして木の呼吸を。


自然と体の中で、刻まれる、3拍子のリズムが、とても心地いいのです。


一般社団法人アートのある暮らし協会

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