「プライスレスではないアート」って?-プロに聞く!美術品の取り扱い方とアートの取り入れ方
11月21日にアートライフスタイリスト短期養成講座
「アート作品の取り扱い方(軸・額・立体)
アートのある暮らしの視点からの美術史」
が開催されました!
今回、講師としてご登壇頂いたのは、M&Iアート株式会社の
常務取締役をつとめる田中雅英さんです。
M&I常務取締役
田中 雅英 さん
【プロフィール】
美術品の評価コンサルタント。
大阪大学文学部美学科西洋美術史専攻卒業。
1984年から1997年まで西武百貨店美術部勤務。
その後AJCオークションで2008年までオークショニアを担当。
2009年より伊藤忠商事が設立し現在森ビルの子会社である
M&Iアート株式会社において、
美術品の評価コンサルタントの責任者として国内外で活躍している。
【M&Iについて】
M&Iアート株式会社は、美術品の評価・鑑定・買取、美術品を梃子とした
ABL(動産担保融資)コンサル業務、展覧会や美術館の企画・運営プロデュース。
四半世紀の実績、六本木ヒルズ・森美術館の関連会社です。
→https://www.mi-art.co.jp/aboutus/
今回のテーマは:
Ⅰ. 「プライスレスではないアート」と美術品の取り扱い方、
各種ソリューション
Ⅱ. アートのある空間事例、アートのとりいれ方
内容満載の2本立てです!!
普段から美術品を取り扱うプロだからこそ知りえる情報を、
ダイレクトな肌感覚で学べる講座はかなり貴重!
受講者の皆さんも真剣に聞き入っていらっしゃいました。
まず、レクチャーいただいたのは、
正しい軸、額、立体の取り扱い方
私たちが、アートを暮らしの中に取り入れようと思ったときに
ぶつかる壁の一つでもあります。
その取扱い方をご指導いただき、実際にワークショップで実践しました。
指南書で学ぶだけでは理解できないことまで、丁寧に教えて頂きます。
例えば、「茶碗」。
ともすると、飲み口の部分を下にして仕舞った方が安定するのでは?
と考えてしまいそうですが、それは絶対NGです。
それには、きちんとした理由があるのですが
「仕舞い方」の背景まで、会話を通して学べるのは
本当に贅沢な体験だと思います!!
「茶碗」の仕舞い方の理由が気になる方は
ぜひ次回、田中さんとお話してみてください!
次はいよいよお待ちかねの
「プライスレスではないアート」押さえておきたいアートの世界
についての講義です。
近年、日本人でも有名アート作品を購入・所有するコレクターが
話題になっていますよね。
例えば、ZOZOTOWNの前澤さんがバスキアを落札したことはあまりにも有名です。
個人がアートを手に入れる方法に「落札」、つまりオークションという
手段があることはこのニュースで知った方も多いと思いますが
他にどんな購入手段、購入方法があるかをご存知ですか?
この講座では、アート作品がアーティストの手を離れてから
「市場」の中をどう移動して
個人の手へと渡るのか、を知ることが出来ます。
それだけではなく、アートの価値がどう決まっていくのかをも
分かりやすく学ぶことが出来るんです!
時代ごとにアートの価値は一定ではありません。
では、どのようにしてアートの価値は決まってくるのでしょうか?
この講義の神髄ともいえる内容ですが、
それを理解するためには、やはり美術史をひも解くことも外せません。
「美術史」というと、堅苦しく、取っ付きにくいイメージを持ってしまいませんか?
しかし、田中さんの話を聞けば、きっとすぐに美術を「読む」面白さに気づくはずです!!
例えばこの作品、どんな風に「読む」か分かりますか?
一つだけヒントをご紹介すると、右上の老人は「時・時間」を寓意的に示しています。
彼が左手で引き剥がしている布は、時は過ぎ去るものであるということの象徴。
その過ぎ去った時間の向こうに見えてくる物とは…?
一つ一つ謎が解き明かされる様子は、まるでミステリー小説を読んでいるかのうようです。
・
・
・
このように時代ごとのアートを追いかけながら、今の「アートの世界」を押さえていきます。
中国の陶磁器から、
バンクシーまで、
「アートの世界」を押さえておきたい方には必見の講座です!!
次回、田中さんを講師に迎えての講座は、2019年4月開催を予定しております!
皆さまのご参加をお待ちしております!
■アートライフスタイリスト
短期養成講座のお申し込みはこちら!!
※田中さんの講義は、アートライフスタイリスト認定講座Ⅱ(2019年4月10日)を予定しております。
■とりあえず入門講座で体験してみる!
※12月から開講いたします。「アートのある暮らし」をのぞいてみませんか?
■無料個別相談はこちらから
2018年11月27日掲載
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